地域の出会いをアップデート。豊後大野市のメタバース婚活イベント

人口減少や出会いの機会づくりが地域課題となる中、大分県豊後大野市は、県内初となる“メタバース婚活” に挑戦しました。
アバターで参加できる安心感、リアルにはない演出や景観――参加者が自然体で話せる、新しい形の出会いが生まれました。
初開催だからこそ見えた成果と課題、そして次年度へのヒントまで。本ページでは、豊後大野市・Dソリューション研究所のご担当者様に実施の裏側と感想を伺いました。
初開催で見えた成果と課題、そして次年度への展望
メタバース婚活イベントを開催された感想をお聞かせください。
大分県の自治体として初めてのメタバース婚活イベントでしたが、先駆的で意義のある取り組みになったと感じています。改善点もありますが、実施してよかったと感じています。
メタバース婚活イベントの開催について、背景と目的について教えてください。
本市では、婚活イベントへの女性参加者が少ないという課題があります。
そこで、新たなアプローチとして「メタバース」を活用し、
- 参加のハードルを下げ、参加者の間口を広げること
- メタバース参加者を、将来的に リアル婚活イベントへつなげること
を目的に、今回のイベントを実施しました。
今回、V-expoを選ばれた理由を教えてください。
御社(m-Lab)のDX活用に関する営業をきっかけに、婚活事業でのメタバース活用を検討しました。検討するにあたり、料金面やサポート内容を丁寧に説明いただきV-expoの利用を決めました。
集客方法について具体的に教えて下さい。
以下のように、市内外へ幅広く情報発信を行いました。
- 市内全戸へ、市報と一緒にチラシを配布
- 市内の飲食店・公共施設・道の駅などにチラシ設置
- 婚活サポーターが各所でチラシ配布
- 「ぶんごる婚活」HP/Facebook/Instagram/X での情報発信
- 大分県内で婚活中の男女リストへメルマガ配信
自治体ならではの網羅的な周知ができました。
今回の婚活イベントで特に意識された工夫や取り組みがあれば教えてください。
- 参加者が迷わずメタバース会場に入室できるようサポートに集中しました。
- 「リアルでは緊張して話せない方でも、アバターなら話しやすい」という点を大切にしました。
- 操作トラブルが起きた際は即時に対処できるよう準備していましたが、当日は町山さん(m-Lab)に多く対応いただき、大変助かりました。
従来のリアル婚活イベントと比べて、メタバースならではのメリットを感じた場面はありますか?
- 緊張しやすい方でも、アバターを通したコミュニケーションは楽しめていたと思います。
- メタバースならではの 景色・移動・クイズ会場・アヒル演出 など、リアルでは味わえない雰囲気を参加者に楽しんでもらえました。
- 自宅から手軽に参加できる点、また対面が苦手な方でも話しやすい点はメタバースの大きな魅力であり、特に若い方にとっては、違和感なく自然に参加できると感じました。
参加状況やマッチング結果について教えてください。
今回のイベントには、男性8名・女性8名の計16名が参加しました。
その中で、3組のマッチングが成立しました。
初開催として前向きな結果となり、アンケートでも「楽しめた」「また参加したい」との声も寄せられています。
当日の様子
<入場~操作説明>

<◯✕エリア>

<マッチング結果発表>

メタバース会場の使い勝手や、弊社のサポート対応などはいかがでしたか?
▼ 事前準備・サポート
- 開発段階からの情報共有が非常に助けになった。
- 当日の操作サポートも手厚く、とてもありがたかったです。
操作自体は思ったより簡単でしたが、参加者は事前の操作練習が必須だと感じました。
▼ 今後の改善点や主な意見
- イベント時間は2時間ではなく3時間が適切(8:8や10:10の規模感)
- 1対1トークの 残り時間がわかる表示
- マッチング相手の情報を終了後にも確認できるような工夫
- 参加者全員の状況が男女別で一覧できる画面
これらは次年度に向けた改善ポイントとして整理しています。
今後のメタバース活用についてお聞かせください。
来年度については 予算次第ではありますが、今回の課題を改善したうえで継続して取り組みたいと考えています。
まとめ
初開催ながら、「楽しめた」「また参加したい」という声も寄せられ、メタバースならではの価値を実感していただけるイベントとなりました。
また、今回の気づきを反映し、3時間構成や事前操作練習の導入などを進めることで、次年度はより参加者満足度の高いイベントへと発展させられると考えています。
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